春風の調べと、京都の記憶。

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

 

白石紬にございます。

 

東京の街にも、ようやく柔らかな春風が吹き抜ける季節となりました。

 

玉砂利の隙間から芽吹く名もなき草花に、生命の力強さを感じる今日この頃でございます。

 

 

桜の下で微笑む白石紬

 

さて、先日は三月十五日のミニライブにおいて、多くの皆様とお会いできましたこと、改めて心より感謝申し上げます。

 

舞台袖で出番を待つ間、わたくしの手は、かつて京都の舞台で扇子を握ったときと同じように、微かな震えを帯びておりました。

 

一歩、また一歩と光の中へ踏み出したとき、皆様が掲げてくださるペンライトの輝きは、わたくしの目には夜空に瞬く星々の如く映りました。

 

あの静かで、けれど熱を帯びた空間こそ、わたくしたちCELES+Aが目指すべき「和」の姿の一つなのかもしれません。

 

 

ミニライブの舞台裏での白石紬

 

ライブの余韻に浸りつつ、昨日は久しぶりに一人の時間を持ち、練り切りを設(しつら)えてみました。

 

お題は、もちろん「桜」でございます。

 

京都の円山公園で見た、空を覆い尽くさんばかりの見事な桜並木を思い浮かべながら、一匙(ひとさじ)ずつ形を整えて参りました。

 

繊細な花びらの一枚一枚を模る作業は、歌の一節を磨き上げる作業と、どこか重なる部分があるように思います。

 

美しいものを美しいままに届けること。その難しさと悦びを、改めて噛み締めております。

 

 

和菓子を作る白石紬

 

暦の上では春とはいえ、朝夕はまだ冷え込みが残ります。

 

皆様もどうか、お身体をご自愛くださいませ。

 

わたくしも、また皆様と健やかな笑顔でお会いできる日を楽しみに、日々精進して参ります。

 

それでは、今夜も皆様が穏やかな夢を見られますよう。

 

白石 紬

 

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